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セレクトショップ・アプトのファッションブログ
2024年11月27日

PREMIERE CLASSE(プルミエールクラス)のカシミヤリブニットを丸二年愛用したら…

こんばんは!木多です。

週末はオフィシャルサイトのシステム不具合により、ご迷惑、ご心配をお掛けし、大変申し訳ございませんでした。 

警告画面表示され、きっときっとご不安に思われた事と思います。
今回の不具合の原因は、手続きの更新の不手際によるもので、ハッキングや個人情報漏洩は一切ございません。

これからも安心してaptでお買い物を楽しんで頂けますと幸いです。

今日は、いつもとはちょっと視点を変えて、カシミヤニットの特性やお手入れについて、少しお話したいと思います。

先週土曜日のニットを沢山ご紹介したインスタライブでも、ちらっとお話した、apt別注のニットブランドPremiere Classe(プルミエールクラス)

このPremiere Classeのニットは、GUCI BODI(グチボディ)を手掛けるファクトリーで作っていただいきました。

このGUCI BODIのファクトリーは、ハイブランドのニットを手掛けているほど、世界トップクラスのハイクオリティなカシミヤニットのファクトリーです。

また、カシミヤやウールの紡績も手掛けていて、ここが手掛けるカシミヤは、ピンからキリまであるといわれているカシミヤ等級の1~2級というトップクラスのカシミヤを紡績しています。

そんな素晴らしいファクトリーとご縁があり、apt別注のニットを作ることができたので、わたし自身がこんなカシミヤニットがあったらいいなを形にすることができました。

そしてもちろん!わたし自身、Premiere Classeのニットを愛用しています。
丸2年愛用しているこちらのニットから、こだわった点と、2年経った現在の愛用品についてお話したいと思います。

わたしはパープルを愛用しています。
丸2年愛用してきたので、何度もapt_kitaのインスタで、こんな風に登場しています!!


Premiere Classeのニットは、aptだけで展開するものだし、カシミヤニットの良さをできるだけ多くの方に着てもらいたいという思いから、基本的にセールはしないということで価格設定をしました。
「セールをしない=価格を下げない」前提だからこそ、薄利でギリギリの価格設定にしました。(値引きセールをすると完全に赤字です。。。)

そして流行を問わない、普遍的なデザインのニットであること。
数多なブランドでリブニットって、多く出回っていると思うけど、カシミヤ100%のリブニットって、かなかな市場にはないのです。
それはリブ編みが、天竺編み(平編み)よりも、倍以上の素材を要するからです。
カシミヤのように素材が高級な場合、カシミヤの重さで大きくコストが変わってきます。
でも、一般的にリブ編みはたくさん素材(糸)を使っているとか、消費者には全く知られていないことだから、高級素材であるカシミヤにリブ編みはほとんど存在していないのです。

だからこと、あえて作った上質カシミヤのリブ編みニット。
そしてこだわったのは、ニットの工程のひとつである“縮絨”の度合いです。
“縮絨”とは…
ウールやカシミヤの繊維に圧力をかけ、組織を結合させ厚みや強度を増やす(フェルト状にする)加工のこと。
ニットにとって“縮絨”はとても大切な加工のひとつで、皆さんが想像するカシミヤのふんわり滑らかな素材感は“縮絨”によって表現されています。
この“縮絨”は、いわゆる洗いをかけるのだそうですが、その圧力や時間などは気温や湿度によって厳密に計算されていて、糸と糸の間を水が通るように洗うことによって糸が紡がれて、中に撚り込んでいるウブ毛を表面に立てるので、風合いがよくなるんだそうです。
また“縮絨”によってニットが縮むため、縮む度合いを計算しながら、元のサイズをつくっていかなければいけません。

そうでなくてもカシミヤは高級な素材ですから、縮んでしまうとなれば…
一般的に安価なカシミヤニットは、素材の等級も低いですが、そんな加工の過程でも、省略化されていることが多々あるんだそうです。

だからこそPremiere Classeのニットがこだわった“縮絨”
なぜ“縮絨”にこだわったかというと、それは皆様に長くキレイにこのカシミヤニットを愛用していただきたいからです。

ウールやカシミヤなど、天然素材のニットで、ピリング(毛玉)が一切できないものはありません。
繊細なカシミヤほど、摩擦に弱く、ピリングができやすいのです。
人間の髪の毛でいうと、細い髪のは絡まりやすく、剛毛の髪は絡まりにくい、原理はおんなじようなことです。

カシミヤの重量は沢山使ってしまう(つまりコスト高)だけど、できるだけピリングが出来ず、長くきれいに愛用していただきたい。
そんな想いで、“縮絨”度合いや風合いを変えて、何度もサンプルを作りできたカシミヤ100%のリブニットです。

でも、言葉でそう言ってもなかなか信じられないですよね~

ちょうど先日、自宅で衣替えをしてニットを出してみて思ったんです!
丸2年愛用のカシミヤニットが、こんなにキレイな状態を保っているっていうことを、皆さんにお伝えしなくっちゃ!!!って。

ちなみに、わたしの場合約7割のニットはクリーニングに出し、3割のニットは自宅で水洗いしています。
わたし自身が、洋服のプロだから、これは家で洗える、これはドライクリーニングだなと分けているんだけど、一般的にはそんな違いは分からないとは思うので、わからない場合は、洗濯のプロにお任せして、クリーニングに出していただければと思います。

で、この丸2年愛用したニットは、しっかり“縮絨”しているので、水洗いOKです!!
必ず洗剤は中性洗剤で洗い、柔軟剤もしくは髪のトリートメント剤をご使用ください。

新品と並べてみましたが、どっちが丸2年愛用し自宅で水洗いした私物ニットか分かりますか????

正解は、左がわたしの2年愛用の私物。
右が新品です✨✨

奥が2年愛用の私物。
手前が、新品です。

手前(右)が新品。
奥(左)が私物。

手前(右)が新品。
奥(左)が私物。

わずかに波打ってますかね~
でもたぶん、軽くスチーマーをかけると、より一層どちらか見分けがつかなくなると思います。

一般的にカシミヤやウールのニットは、縮みやすいのですが、丸2年自宅で水洗いしても、縮みはわずか2~3ミリ程度です。


ちなみに、今日この私物を持ってきたんですが、出してあるのを柏木は普通に新品の店頭分かと思い、お店に出そうとしていました(笑)

アップでみても、ピリング(毛玉)が一切出ていないのはお分かりいただけますでしょうか?
ちなみに、わたくし昨シーズンの終わりに自宅で水洗いしてその後、何もお手入れはしていません。
洗濯後も、一切毛玉取りはしていません。

丸2年愛用しても、カシミヤの毛が痩せて薄くなったり、ガザガサと艶がなくなったり、ピリングだらけになったり、そういうのは一切見られないですよね。
よかった☺
こだわった甲斐があったと、あらためて思っております。

今年も沢山愛用するぞ~!!
と思っています☺☺☺
また今シーズンのapt_kitaのインスタでの私服コーデもお楽しみに♡

自宅でのニット洗濯方法ですが、4年前にYouTube動画を上げていましたので、よかったら参考にご覧ください👉【apt】KOFTA コフタシルクカシミヤシフォンニットを自宅で水洗いしてみました

ここだけの話…
この動画では手で押し洗いしておりますが、日常は洗濯機(マシーン)の手洗いコースで洗っております…あはは…

本日は、久しぶりにYouTube動画の新着でございま~~~~す✨✨

久しぶりの動画で、カメラセッティングや流れがギクシャクしてしまっていますが、それもご愛敬ということで…笑

またこれから少しずつYouTube動画もアップしていきたいと思っています。

“PREMIERE CLASSE(プルミエールクラス)のカシミヤリブニットを丸二年愛用したら…” への2件のフィードバック

  1. 茨城のO より:

    お世話になっています。
    私もこのプレミエールクラスシリーズのカシミアニット大好きです!!!
    いくつか購入しましたが,温かい,軽い,着心地最高☆です。
    またお色違いで買い足したいです。

    • 茨城のO様

      いつもありがとうございます!
      O様も、上質ニット大好きですよね♡
      Premiere Classeのカシミヤは、育てるという楽しみもあることをお伝えしたかったのです!
      シンプルで飽きの来ないニットなので、お色違いもぜひ💕
      そして、ブラッシングで大切に育ててくださいね☺

      apt木多

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