apt magazine

セレクトショップ・アプトのファッションブログ
2024年12月4日

ダウンと中綿の違いを知って、冬をもっと快適に…

こんばんは!木多です。

12月師走に入り、日中はあたたかい日が続いていますが、朝晩は寒く冷え込むようになりましたね。
先週土曜日のインスタライブでは、apt展開のウール系ジャケットやコートを、ブランドの垣根を超えて一挙ご紹介させていただきました!!
インスタライブアーカイブはこちらから⇒aptのウールジャケット&コートを着比べてみました!

この時期、アウターをお探しのお客様を店頭で接客しているとよくお客様から、
「これは中綿?」
「こっちはダウン?」

「中綿とダウンの違いが分からないわぁ」
というお声をよく聞きます。

確かに洋服のプロであるわたしたちは、一目ですぐにわかるのですが、一般的にはアウターを買う時以外、中綿とダウンの違いを意識することなんてないですよね~

中綿と、ダウン、それぞれに特徴があり、それぞれの良さがあります。
今日のブログは、aptの中綿アウターを中心にご紹介していきたいと思います。

まず『ダウン』とは、主に水鳥の羽をもちいた羽毛が入ったアウターのこと。
羽毛は毛が絡まず、吸放湿性に優れた素材のため、温度調節機能が高い素材です。
空気を溜め込める特性を持っており、断熱保温材の役割となります。
ただし、羽毛は水鳥1羽から5~10gほどしか摂取できないといわれており、動物からの恵みもののため、良質なダウンを用いたアウターはやはり高額になります。

羽毛は水に濡らすとしぼんでしまい、洗濯方法を誤まるとダウンが劣化したり、偏ってしまうため、ドライクリーニング表記になっているものがほとんどです。
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『中綿』は、ポリエステルやコットンなどの人口繊維で作られた綿を使って作られているアウターです。
防水加工がされている物も多いので、雨や雪などの水に濡れても乾きやすい特徴を持ち、防寒性に優れています。
さらに中綿は水に強いため、自宅の洗濯機で水洗いが可能で、型崩れすることもほとんどありません。
また、製品やデザインにもよりますが、シート状になっているものもあり、膨らみを抑えられ、着ぶくれすることなく、すっきりとしたシルエットを保つことができます。
天然素材のダウンに比べると人工素材である中綿のアウターは、比較的リーズナブルな価格で購入することができます。

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で、よく聞かれるのが「ダウンと中綿では、どちらがよりあったかいのですか?」
ですが、同量の『ダウン』と『中綿』のアウターがあったとすれば、その答えは『ダウン』です。

暖かさは、空気の量と比例するので、羽毛にたっぷり空気を含むダウンは、膨らむ分、暖かいということになります。

でも、昨今の暖冬であったり、またすっきりきれいなシルエットの暖かいアウターを着たいという方も多く、人工素材である中綿は、年々進化おり、よりデザイン性の高いアウターを作れることから、積極的に中綿使うブランドも増えています。

『ダウン』と『中綿』の違いを見分けるのは、一般的にはやや難しいのかもしれませんが、素材の上から指で内容物を触ってみると多くの場合は見分けがつくと思います。

『ダウン』は、水鳥の羽毛ですから、芯がありかたい部分とツルツルふわふわしている部分が感じられます。

『中綿』は、今や様々な素材、形状になっていますので、どれも同じではありませんが、部分的に触感が違っていることはなく、どの部分も同じような触り心地になります。

見た目ですと、『ダウン』は空気をたっぷり含んでいるので、ふっくらしたボリュームがあり、『中綿』はポコポコしておらず、均一ですっきりした見た目です。

『ダウン』『中綿』それぞれに違った特徴や良さがあるんですよね~。

ダウンブランドが存在するぐらい『ダウン』は、ダウンアウターをお探しの方がお選びになるかと思いますので、今日はあえて『中綿』のアウターをご紹介します。

なぜなら実店舗でも「え?!これはダウンじゃなくて、中綿なんですか?!」とおっしゃる方が多いのです。
まずは、去年も大人気だった、KHA:KIのアウターは、『中綿』アウターになります。
ダッフルコートって、ウール素材が一般的なので、中綿のダッフルコートってすごく珍しいし、新鮮ですよね✨


リバーシブルのこちらのアウターは、中綿とエコファーで2素材を楽しめるアウターです。
また中綿は、膨らみ過ぎないことから、ライナーとしても活用しやすく、モッズコートと合わせてさらに防寒コートにすることができます。

THE NORTHFACEといえば、ダウンで有名ではありますが、今シーズンは中綿のすっきりした軽いアウターが登場しています。

すごくあったかいダウンを持っているけど、暖冬の昨今なかなか着る機会が少なくて…というお声も多く、真冬になる前や春先まで着られる中綿のアウターを作ったんだそうです。

中綿は、保温性と軽量性に優れたPRIMALOFT Black Insulation RISEを使用しています。
また表生地にも、環境に配慮したフッ素化合物を使用しないPFCフリーのはっ水加工で機能性をプラスし、襟元にはフードが内蔵されているので、急な雨にも対応できる高機能アウターです。

こちらはユニセックスアイテムなので、ご家族で愛用することもできますよね。

羽毛であるダウンは、大きさも様々なため、素材を突き破って出てきてしまうことがあります。
そのためダウンパックという袋にダウンを詰めて、2重素材になっていることが一般的です。(ダイレクトインジェクションといって直接注入する方法もある)

反対に中綿はそういったことがないので、様々な素材を使用することができます。
フランス発のhumilityは、ダウンにはない素材感が特徴的で、また着ぶくれしないですっきり着ることができると好評です。

先述で『中綿』より『ダウン』の方があたたかいと言いましたが、例外のブランドがあります。

それが、SAVE THE DUCK(セーブザダック)です。

ダックを救うのブランド名の通り、動物愛護の観点からダウンを使用していないブランドになります。
最新の中綿を使用し、『ダウンと同等に暖かさ』を、実現したブランドになります。

ダウンの場合は、ブランド、ダウンの品質、ダウン量などによって、価格帯は様々ですが、aptでお取り扱いしているダウンですと、4万円台~10万円超えのものも多いですが、中綿アウターですと3~5万円が中心ですね。

そして雨にも強く、洗濯機で水洗いできるといった大きなメリットもあります。

今年でいうと11月~12月はまだダウンが必要なほど寒くはなかったけど、中綿のアウターがちょうどいいぐらいでしたね。

こんな風に『中綿』と『ダウン』を見定め、上手に使い分けていただけると、より一層冬が楽しめるんじゃないかなと思っています☺

そうそう、もうひとつ、環境に配慮した天然素材の中綿アウターブランドKAPOK KNOT(カポックノット)も仲間入りする予定です。

こちらはまた別の機会にご紹介させていただきますね。

☆おまけ☆

進化する中綿は、今シーズンバッグにも登場しています!!

プクッとした素材感もとっても可愛いですが、何より超軽量なバッグっていうのが嬉しいですよね!!
膝の上に置くだけで、中綿のブランケットのような暖かさにつつまれるという幸せつき♡

年齢や男女問わず愛用できるバッグなので、プレゼント🎁にもオススメです!

今日の新着は、Ball&Chainの新作バッグです✨✨

12月に入って、Ball&Chainのギフト需要がとても多くなっています!!
プレゼントする相手の好みが分かっている場合は、その方をイメージし、その方のことを想いつつ、沢山の絵柄の中から選ぶ時間も楽しいですよね。

もしお相手の好みがわからない場合は、シックなもの、上品なもの、おとなしめなデザインもとてもたくさん揃っています!!!

12月、1月は、プレゼントを通して笑顔が増えるシーズンです✨

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