こんばんは!木多です!!
久しぶりのお天気のいい週末、今日は終日沢山のお客様がお店にご来店くださいました!!
暑くなったからか、今日はワンピースをお探しになる方がすっごく多かったです。
ちなみに、今日の木多私服コーディネートも、大のお気に入りの一張羅、SAYAKA DAVISのハンカチスリーブワンピース
いくつも持っている黒のワンピースですが、 SAYAKA DAVISのハンカチスリーブワンピース は、デコルテの開きが一番のお気に入りポイント。
立派な肩幅の持ち主のわたくし。
大きく開いているんだけど、かかんだりしても全然見えないし、どれだけ動いたりしても、肩位置がずれたりすることがないのは、流石この洋服のパターンのなせる業。
そして何より着やせしてみえる!
わたしの場合、かなりショートカットだし、何ならこの前刈上げたし(笑)、デコルテが大きく開いているぐらいが、女らしさのエッセンスが1滴ぐらい加わってくれていいぐらいになっているような気がします。(あくまでも自己満足笑)
さてさて、今日のインスタライブはご覧いただけましたか?
わたしたちにとって、Calzanor(カルザノール)はいわば、季語のようなもので…笑
5月、 Calzanor(カルザノール) が入荷すると、それは夏の始まり。
Calzanor(カルザノール) のにおいをかぐと、去年の夏を思い出し、なんだかホッとするような感じ☺
なんでかなぁ?って思うと、 Calzanor(カルザノール) は、21世紀の今でもすべてスペインの自社工場で手作りで作られているからだ思います。
天然素材を使って、人の手で丁寧に作られたものには、やはりそのものが持つ温かみや個性があって、それが人の心を和ませたり、思い出をよみがえらせたり感傷的にさせてくれるのだと思います。
aptが、 Calzanor(カルザノール) をお取り扱い始めてから、たぶん…
17~18年ぐらいでしょうか??
あまりにも長くお取り扱いしているので、何となくブログでご紹介することも省かれてしまうことも多々あり…
たぶんエスパドリーユってなに?っていうお話、ここ数年していないなぁと思ったので、今日はとても久しぶりにエスパドリーユの歴史についてお話したいと思います。
今までから Calzanor(カルザノール) をご愛用くださっている方も、はたまた今シーズンから初めて Calzanor(カルザノール) を買ったよ!という方も、この歴史を知ることできっと、もっと愛着を持っていただけるのではと願っているからです☺
“espadrille”
“エスパドリーユ”
カタルーニャ語の「アスパルデーニャ(espardenya)」に由来する。
ロープをコイル状に巻いた靴底を、アッパー部分に縦のステッチで縫い付けたシューズを指す言葉で、14世紀頃、スペインのピレネー山脈で暮らす農民の作業靴としてや、祭司のために使用され生まれたのが原型と言われている。
18世紀頃から家々で作られてきたエスパドリーユは、麻職人や亜麻職人達も作り始め、1850年から1880年の間に手工業の段階から産業革命の前段階へと変化していきます。
機械の改良も進み20世紀初頭入ると、エスパドリーユの聖地と言われるモレオン=リシャールでは、職人が1500人ほどに増え、エスパドリーユ生産の全盛期を迎えるのです。
それから第一次世界大戦後の困難期を境にゴム製靴底のエスパドリーユが生み出され、1980年には中国製の安価で大量生産のエスパドリーユが市場に出回り始めます。
それによりモレオン=リシャールの工房は困難に直面してしまいますが、その困難を乗り越える為に職人達は、独創性を発揮した今までになかった色や柄を使い、更にファッション性のあるエスパドリーユを生産することだという答えに辿り着き、大きな困難を乗り越え現在に至るのだそうです。
1930年代、フランス人作家で哲学者のシモーヌ・ド・ボーヴォワールが、ヴィンテージドレスとエスパドリーユで散歩に出かけたとき、ココ・シャネルは、海軍からヒントを得たエスパドリーユを履き、首にはアイコニックなパールネックレスを幾重にも巻きつけて、南仏のビーチへ繰り出しました。
シュルレアリストの画家、サルバドール・ダリもまた、スペインのローカルストアで見つけた麻底サンダルで、作品制作に取り組んだ。
30〜40年代には、幾度となく『VOGUE』の表紙を飾った。これを機に、エスパドリーユ人気はハリウッドにも飛び火。アメリカ人女優のローレン・バコールが、映画『三つ数えろ』でワイドストラップのエスパドリーユを、『キー・ラーゴ』でレースアップのエスパドリーユを着用すると、一躍トレンドアイテムへと昇格したのです。
グレース・ケリーもまたエスパドリーユを愛した一人。『上流社会』ではコーラルカラーを、アルフレッド・ヒッチコック監督の『泥棒成金』では、シャツとハーフパンツにブラックのシックなエスパドリーユを合わせた。
1976年イヴ・サンローランがウエッジソールのデザインをパリコレで発表し、ファッショントレンドに大反響を与えました。
当時、わたしの母もサンローランのウェッジソールのエスパドリーユを履いていて、子供のころのわたしはそのヒールが憧れで…
小さな足を何度も何度も、入れてこちょこちょと歩いていたことを、思い出します☺
ここからさらにハリウッドでエスパドリーユ人気に火が付くのは、ウディ・アレン監督の『ボギー!俺も男だ』に出演したダイアン・キートン。
彼女が劇中で着用した、デニム生地のウェッジソール・エスパドリーユにグレーのソックス、さらにデニムショーツで仕上げたスタイルは、一躍注目を浴びた。
ちなみに、私の大好きな映画で、ダイアン・キートンは、今でもわたしの憧れのファッションアイコン💕
こうやって、エスパドリーユは元々は男性のアイテムだったのですが、今では世界中の女性たちをも魅了するアイテムになったのであります。
ここからは、 Calzanor(カルザノール) の歴史をご紹介しましょう!!!!
Calzanor はスペインとフランスの国境付近バスク地方の町“イルン”という美しいリゾートタウンで1989年に創業したエスパドリーユ専門シューズメーカー。
Calzanor はソールからアッパーまで一貫して自社工場にてすべて生産しています。
ソールの材料はジュート麻が原料で、ジュートを紐状にしっかりと編みこんだものを手作業によって足型に作り上げ、アウトソールのラバーに熱着し耐久性のあるソールが出来上がります。
その出来上がったソールと裁断、縫製されたアッパー素材を、一つ一つ職人のハンドステッチによって縫い合わされます。
そのような工程を経て出来上がった商品は、とても軽く、ラバーソールがグリップ性を高めており、とても歩きやすいものです。また、アッパーには生地だけでなく、その土地柄から上質な革を容易に入手し、使用することができます。
Calzanor がほかに類を見ないリゾートシューズメーカーとなった理由は、スペインという国柄から、上質な革を容易に入手できた事、またヨーロッパの感性だけでなく、アメリカ、オーストラリア、日本などその国にあったデザイン、ソールの形状、素材、色の要望に柔軟にに対応してきたことにより、高いファッション性も持ち、それぞれの国の消費者に受け入れられた事などがあげられます。
近年はスペイン国内では結婚式で新婦がエスパドリーユを履くのがとても流行しているんだそう。
これから日本でも、エスパドリーユ新婦が流行るかもしれませんね!!!
そんなわけで、歴史が長くで壮大なために長くなってしまいましたが、今までエスパドリーユに興味がなかったという方も、これを機に是非一度足を入れてみてください。
畳の国のわたしたちなら、きっとこの感触、気にっていただけるはずです!!
今日の新着は、Tre Barra Biのバルーンパンツ。
今日のインスタライブで、トレバラビやセミクチュールのパンツをはき比べていますので、ぜひ参考にご覧くださいね!!
只今開催中の楽天お買い物マラソンは、まもなく終了となりますので、ぜひお早目に…
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