こんばんは!木多です!!
海外出張に行かなくなって、2年半。
つまりここ5シーズンは、国内の展示会のみでバイングしています。
積極的に国内の様々な合同展や展示会に顔を出して、ここ2年半で様々な日本国内のブランドさんとの新たな出会いがあって、それはそれでとても新鮮だし、円安や今の時代にあったバイングになっているなぁと感じています。
日本人デザイナーや日本のブランドは、お値段も品質もとてもよくて、わたしたちの日常に寄り添ってくれる、とても身近で着やすいアイテムが多いことは間違いないなぁと実感するなか、はて?それだけでもちょっとつまらないなぁとも思うのです。
毎日着るもの、使うものではないかもしれないけど、非日常な、ドラマティックな、芸術的な色使いや、アーティスティックなアイテムが、わたしたちのごく普通の日常をも、特別な一日にさせてくれることもあると思うのです。
実店舗にいらっしゃるお客様が時々おっしゃる言葉のなかで、わたしがうれしい言葉のひとつ、
「このお店に来ると、面白いものがあるよね!!」
面白いって、最高の言葉ですよね!!(あれ、わたし関西人だから、そう思うのかな?笑)
aptにご来店いただいて、もちろんお買い物していただくのが一番うれしいことなんですが、たとえその日、購入するようなものはなくても、aptの取り揃えている商品をみて、面白いとか、かわいいとか、なんでもいいんです。何かを感じていただけたら、その滞在時間は有意義なものになっていると思うからです。
なんか、何言いたいのかわからなくなってきたので、結論から申し上げますと、今日のブログでご紹介するブランドは、aptのドラマティックなブランドのひとつ、
Pierre Louis Mascia(ピエール・ルイ・マシア)
aptでは、もう十数年にわたり展開してきたので、きっとブログをご愛読いただいているお客様で、ピエールのあれ、持ってるよ!!っていう方も、たくさんいらっしゃるはずです。
Pierre Louis Mascia との出会いも、とてもドラマティックなものでした。
パリ出張のある日、展示会場までの通りのウィンドを眺めていたたら、ウィンドのディスプレイにとっても素敵なストールがあったのです。
とてもシックなメンズのショップの中で、ひときわ派手で、鮮やかで華やかなシルクのストール。
イエローゴールドの中に、色とりどりの花柄のストール。あまりに素敵で、メンズショップでしたが、試させていただいて、購入しちゃったんです。
で、どんなブランドなのかな?と調べてみたら、とあるショールームのアドレスが見つかったので、連絡してみたんです。
そしたら、ミラノにショールームがあることがわかり、しかもその数日後にちょうどミラノに行く予定だったので、アポイントを取ってみたのです。
ミラノのショールームに行ったときのことも、とてもよく覚えています。
もちろん、わたしはそのストールを巻いていったから、話しはとても弾んだし、ショールームの中はまるで美術館のように、ストールがアート作品のように並んでいました。
デザイナーのピエール氏は、旅が大好きで、世界中様々なところを旅していて、旅で得たインスピレーションを大事にしていること。
世界中の伝統的な絵柄や、世界中のモダンな絵柄、時代や国を問わず、ピエール氏の独特のセンスで、組み合わせていると。
こちらがピエールさん。とてもシャイな方です。
アフリカンバティックな絵柄に、イギリスの伝統的なチェックを組み合わせたり、
日本の帯で使われる織物柄に、ヨーロッパ中世のバロック風な絵柄を合わせたり、
可憐なリバティプリント柄に、中国の掛け軸の絵柄を合わせたり、
そのセンスは、あまりにも独特で、奇抜で、他に類を見ない、芸術作品。
そんな個性的な芸術作品が、身に着けことができるアイテムになると、日常がアーティスティックになると思いませんか?
現在、日本国内に代理店もなく、海外出張にも行けない今、 Pierre Louis Mascia だけは、実際の商品を手に取ってリアルにみることができずに、ウェブショールームから画像だけでオーダーをしています。
それができるのは、ピエールさんと十数年にわたる長いお付き合いがあり、ピエールさんの芸術性と品質に、絶大な信頼があるから。
商品がもう間もなく入荷するので、皆さまもぜひ、このアート作品との出会いを楽しみに待っていてくださいね!!
ちなみに、海外からの輸入品のため、現時点で価格は未定です。(円安が怖い…)
今年2022年秋冬のテーマは、「乱」
なんと日本がインスピレーション源だそうです。
「Ran, which translates as “chaos”, but also “battle” leads us to reflect on our time.
It pays homage to Akira Kurosawa’s film “Ran”.
The image of Medieval Japan, with the advent of Bushido, the code of honour of the Samurai, that speaks of Honesty, Honour, Heroism, Courtesy, Sincerity and Loyalty, resonates today in a world which is experiencing a crisis of its values. Our battle is for the survival of beauty, of a certain ethic where respect compels us but does not constrain us.
With this collection, Pierre-Louis embarks on a pop epic, revisiting the intangibles: from Serge Lutens to Tamara de Lempicka via the UK of the 80s, Japan and the Navajos.」
直訳
「「乱」は「混沌」と訳されますが、「戦い」でもあり、私たちの時代を振り返らせてくれます。
黒澤明監督の映画「乱」へのオマージュ。
正直さ、名誉、英雄的行為、礼儀正しさ、誠実さ、忠誠心を表す武士道の出現とともに、中世の日本のイメージは、価値観の危機を経験している今日の世界に共鳴しています。
私たちの戦いは、美しさ、尊敬が私たちを強制するが私たちを拘束しない特定の倫理の生き残りのためです。
このコレクションで、ピエールはポップな叙事詩に着手し、80 年代の英国、日本、ナバホ族を経て、セルジュ・ルタンスからタマラ・デ・レンピッカまで、無形のものを再訪します。」
これからご紹介する作品で、感じ取っていただけるかしら?
わからなくたっていいんです。何か?を感じ取っていただけたら、それがアートとの出会いだから。
まずは、最近一番人気のひし形なストール。
これ、しっかり長さもあり、簡単に巻きやすいのです。
67cm×67cmのスカーフは、折り方や巻き方によって、さまざまな表情を見せてくれます。
スカーフは、すべてシルク100%
とても上質なシルク素材で、特別なシルクスクリーン技術で、この色柄がシルク素材に、それはそれはもう美しく表現されています。
最近は、アパレルもアイテムが増えていっています。
とはいえ、もともとメンズから始まったブランドなので、レディースアイテムは少ないのですが、中でもaptではプリーツスカートがここ数年、人気アイテム。
この芸術的な絵柄が、プリーツスカートになることで、さらに立体感と奥行きが加わります✨✨
スカートは、ポリエステル素材なので、オールシーズン使えるのもうれしいですよね!!
間もなく入荷予定で、入荷次第お値段が決まります。
円安ではありますが、商社を通さず直接イタリアから輸入し、さまざまなコストをカットしているので、できる限りお安く設定するつもりです。。。
お楽しみに…
今日の新着は、Sisii(シシ)の残革から作られた、サスティナブルなバッグ。
あの、シシのしなやかな革を蛇腹のように折りたたんで作られたバッグ。
斜め掛けしたり、ショルダーにしたり、手に持ったり、この丸い存在感がかわいいのです●
昨日から楽天お買い物マラソンスタート!!
今日は、5のつく日でさらにお得DAYです
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