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セレクトショップ・アプトのファッションブログ
2022年3月17日

KANELL(カネル)ボーダーシャツが永遠に愛される理由。

こんばんは!木多です!!
気温20℃前後の春と秋にちょうどいい、と~~~~~っても重宝するトップスといえば…
KANELL(カネル) のニットソー。

セーターだと暑かったり、重い感じだけど、Tシャツはまだ寒いっていう時期に、ニット柔らかさとカットソーの気楽さを兼ね備えたのが、 KANELL(カネル) のニットソー。


今日は、まもなく販売開始となる、

KANELL(カネル)の新色をご紹介するともに、
あらためて、ボーダーの魅力をお伝えしたいと思います。

今回新色に加わったボーダーは、3色。
春らしい爽やかカラーが加わりました♡ ♡ ♡

今回は、山下モデルで登場しますよ!!
まずは、ピュアなホワイトベースに、トープグレーのニュアンス系ボーダー。
トープグレーは、ほんのりカーキがかったような、モカブラウンのような、日本語では表現できないおフランスらしいカラーです。

KANELL <MID SHIP> col:BLANC/BIS size:XXS~M ¥13,600 
KANELL <MID SHIP> col:BLANC/BIS size:XXS~M ¥13,600 

2色目の新色は、こちらもグリーン系だけど、グリーンブルー?のような、スモーキーなミントカラーのような、こちらも日本のカラーパレットではみあたらない。。。(語彙が乏しくてすみません)
ボーダーの色はピュアなホワイトなので、とっても爽やかなイメージ。

KANELL <MID SHIP> col:CLOUD/BLANC size:XXS,XS ¥13,600 
KANELL <MID SHIP> col:CLOUD/BLANC size:XXS,XS ¥13,600 

そして3色目が、おフランスらしいトリコカラー💕

KANELL <MID SHIP> col:FRENCH TRICOLOR size:XXS~M ¥13,600 
KANELL <MID SHIP> col:FRENCH TRICOLOR size:XXS~M ¥13,600 

このトリコロールがとても新鮮✨✨✨
そもそも、フランスの国旗カラーであるトリコロールってどうゆう意味があるかご存知ですか?

フランス国旗の歴史は、1789年のフランス革命時に遡ります。
諸説ありますが、パリ市のテーマカラーであった青と赤、それに王政の白を組み合わせた帽章を、革命軍が軍帽に付けていたことに由来しているという説が有力です。
この帽章がフランス共和国の旗として定められ、
“青は自由を、白は平等を、赤は友愛を表す”
と言われるようになりました。
フランスの切手などにも刻まれている
「liberté(自由)・égalité(平等)・fraternité (友愛)」
の標語は、フランスの憲法にも明記されるほど、フランス人にとって、とても重要なものなのです。

そんな歴史あるフレンチトリコロールの由来を知ると、「自由!平等!!友愛!!!」と、このカラーを身に付けることが誇らしく思いますね。

いままでも何度か“永遠の定番アイテム、ボーダー”
について語って語ってきたわたしですが、しつこくまた“映画とファッションとボーダー”ついて今日は語りたいと思いますので、飽きずにお付き合いくださいませ。

そのそも、フランス海軍のユニフォームであった“ボーダーシャツ”
今日ご紹介しました、 KANELL(カネル) も創業は1923年、来年100周年を迎える老舗メーカーで、かつてはフランス海軍のユニフォームを作っていたんだそうです。
KANELL が特許を持っている、このヴィンテージリブ編みのニットソーは、動きやすく、丈夫であることが、当時のまま残っています。

この “ボーダーシャツ” を最初にファッションに取り入れたのは、あのCHANELの創業者である、ココ・シャネル女史です。
ココ・シャネルが、1917年にフランスの船員から集めた航海コレクションにインスピレーションを得て、ボーダーのトップを、フレアパンツと一緒に着用するようにデザインしました。

今から106年も前のスタイリングとは思えないぐらい、今でも全く色あせない、普遍的なスタイリングですよね。
こうして、ファッションアイテムとなった “ボーダーシャツ” は、その後様々な映画の印象的なシーンで着用されるようになりました。

こよなく映画を愛するわたしにとって、 “ボーダーシャツ” はまた、映画を象徴するアイテムでもあります。
そして普遍的であるとともに、ジェンダーレスなアイテムでもあります。

1953年のマーロンブランドとリーマーヴィンが主演したハリウッド映画「The Wild One」(乱暴者)で初めて、 “ボーダーシャツ” が着用されたんだそうです。

意外にも、 “ボーダーシャツ” は、ワイルドな着こなしになっていますね。これもまた面白い。


そして、1955年の映画「理由なき反抗」で、ジェームズ・ディーンが “ボーダーシャツ” を着用します。
この “ボーダーシャツ” を着た ジェームズ・ディーン は、ワイルドさの中に、男性ならではの繊細さが表現されているような気がします。
これがもし…無地の衣装だったら、きっと彼の魅力は半減し、彼があんなにスターにならなかったんじゃないかと思うので、わたしだけじゃないはずです。

1956年の映画「パリの恋人」では、オードリー・ヘプバーンが “ボーダーシャツ” 黒いパンツに合わせ、シンプルなスタイリングが、またオードリーの魅力を引き立てています。
このシンプルなスタイリングも、まさに普遍的な永遠のスタイリングですね。

1960年のフランス映画「勝手にしやがれ」で、 “ボーダーシャツ” をメンズのデニムに合わせて、ショートカットのジーン・セバーグが、今で言うジェンダーレスな魅力で着こなしています。
この 「勝手にしやがれ」はフランスの巨匠ジャン=リュック・ゴダールが監督、わたしの大大大大大好きな映画で、もう100回ぐらい観ているのですが、他にも “ボーダーシャツ” をクロップ丈のスキニーパンツを合わせていたりと、参考になるスタイリングが沢山あります。

1960年代~1970年代、パブロ・ピカソは、いつも “ボーダーシャツ” を身に付けていたことで有名ですね。
ピカソといえば、 “ボーダーシャツ”
これまた、ダンディなオジさまも “ボーダーシャツ” で貫録あるカッコ良さが…♡

1966年の映画、チェルシーガールズを監督した、アンディ・ウォーホールが、 “ボーダーシャツ” を着て映画カメラの後ろに立っています。
その時の時代の最先端を表現していた、アンディ・ ウォーホール も、 “ボーダーシャツ” に魅了されたひとりだったんですね。

フランス人の永遠のアイコン、ブリジット・バルドーは、こよなく “ボーダーシャツ” を愛用し、セクシーだけではない、彼女のキュートな魅力が “ボーダーシャツ” でさらに引き立っているように思います。

ここからは、リアルタイムでわたしが “ボーダーシャツ” に魅了された時期に入ります。
1985年のフランス映画、『なまいきシャルロット』
当時14歳のシャルロット・ゲンズブールが、少女と大人の間の、つまり微妙でアンバランスな思春期を、“ボーダーシャツ” を着ることで、とても印象的でした。
この 『なまいきシャルロット』 も、わたし大好きな映画です。

フランスを代表するデザイナー、ジャン・ポール・ゴルチエは、 “ボーダーシャツ” のアンバサダーとでも言える存在。
ゴルチエ自身も、いつも “ボーダーシャツ” を身に付けているし、彼のコレクションは春夏コレクションも、秋冬コレクションも、必ずボーダーのアイテムが発表されているからです。
既成概念にとらわれない、ゴルチエのボーダーアイテムが、毎シーズン発表されています。


フランスやハリウッドにとどまらず、 “ボーダーシャツ” は、世界中で愛されています。
2011年秋冬ロンドンファッションウィークのショーの最前列に、イギリスのセレブリティ、アレクサ・チャンが “ボーダーシャツ”に、バーバリーのトレンチコート を羽織り、そのフレッシュでスタイリッシュなスタイリングが話題になりました。

は、2013年、ロンドンで開催されたSportsAidAthleteWorkshopにキャサリン妃が、 “ボーダーシャツ” で参加しました。
ロイヤルファッションに、 “ボーダーシャツ” を取り入れたキャサリン妃のスタイリッシュさに、わたし自身、彼女のファッションの大ファンになりました。

さらには、アメリカの人気シンガーソングライター、テイラー・スウィフトも、ステージで “ボーダーシャツ” を身に付け、キュートな魅力を爆発させていますね!!

こんな風に、わたしたちが生まれるずっと前から、 “ボーダーシャツ” は愛されてきたのです。
わたしも、 KANELL(カネル)“ボーダーシャツ” を、これから永遠に、おばあちゃんになってもずっとずっと着ていたいと思っています。

KANELL(カネル) の新色は、来週早々にウェブアップ予定です!!!
お楽しみに…♪

今日の新着は、R JUBILEEの新作カットソー。
柔らかい肌触りと、凝ったデザインで、一枚で様になるTシャツです✨

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